「何のっ!」で一躍大ブームを巻き起こしたお笑いコンビ・ピスタチオ。おしゃれでキリッと整えられたルックスで、突然白目を披露する顔芸は衝撃でしたよね。そんなピスタチオですが、実はひっそりと解散していたことをご存知ですか?吉川莉沙結婚した小澤さんと、元ホストの伊地知さんの2人から成るピスタチオ、その解散の真相や現在についてまとめてみました。
解散していた!ピスタチオのプロフィール
キャラも立たず、はじめは客の反応の無さに解散も考えたというピスタチオの2人。正統派漫才に動きのあるネタ、リズムネタなど、ライブのたびに試行錯誤してネタを仕込んできたそう。結成からわずか2年で潮時を感じ始め、諦め半分で「白目漫才」を披露。そこで初めて大ウケするという経験をした2人は、この白目ネタを極めていくことにしたのです。2人の喋り方も奇妙なイントネーションで、節々で見せる白目ネタに、一瞬も見逃せない漫才を生み出したピスタチオ。そんな元・ピスタチオのプロフィールを見ていきましょう。
伊地知 大樹(いじち ひろき)
- 生年月日:1985年2月5日
- 年齢:38歳
- 出身地:神奈川県
- 身長:168cm
歌舞伎町でホストとして勤務していた伊地知さんは、チュートリアルやブラックマヨネーズなど、正統派漫才で知名度と地位を獲得してきた先輩芸人に憧れ、吉本興業に入社します。ピスタチオ解散後、現在はピン芸人「ピスタチオ伊地知」として活動しています。解散したその年には、舞台『夜鳥 翔べ~夜を生きる~歌舞伎町ホスト手塚マキ物語』にも出演するなど、精力的に活動していますよ。
小澤 慎一朗(おざわ しんいちろう)
- 生年月日:1988年9月15日
- 年齢:34歳
- 出身地:東京都
- 身長:172cm
ナインティナイン岡村さんに憧れて芸人の道を歩み始めたという小澤さんは、実家が資産家ということでも有名ですね。芸人になってからも下積み時代は長かったものの、潤沢な仕送りを受けてきたために生活は常に安定しており、ハングリー精神のないマイペースは性格も話題になりました。
なぜ突然のピスタチオ解散?その真相とは
ピスタチオ解散は、小澤さんの転職がきっかけだったそう。そのため、伊地知さんはピン芸人として芸能界に残ることになります。
ピスタチオ解散を持ちかけたのは、転職を考えていた小澤さんの方で、伊地知さんにとってもこの上ないサプライズだったそう。白目漫才のブームが終わってもコンスタントに仕事を続けられるようにと、コンビでの活動に力を入れていこうと新ネタ作りに励み、Youtubeチャンネルも開設し、軌道に乗っていたと思われたピスタチオ。しかし、小澤さんの心は確実に芸人の道から離れていました。
ピスタチオ小澤、児童福祉施設に勤務していた!
そんなピスタチオ小澤さんの気になる転職先は、放デイと呼ばれる、障がいを持つ子どもたちが通所する支援施設でのアルバイトでした。純粋に子どもが好きで、児童福祉関連の資格を取得することを目的に、お笑い芸人の道を離れ、放デイでの仕事に精を出しているようです。きっかけは、NSCの同期だった元芸人が運営している放デイで、保育士として1日体験をしたこと。子どもたちと一緒に過ごす時間にやりがいを感じた小澤さんは、そのまま働きたいと思うようになったのだとか。
発達障害って何だろう?と考える
放デイは、正式名称を「放課後等デイサービス」といい、障がいのある子どもたちが放課後に過ごす時間と場所を提供する施設。小澤さんは、子どもたちの学校へ迎えに行き、放デイへ連れてきて、一緒に宿題をしたり運動をしたり、制作、野外活動、おやつを一緒に食べて過ごすという活動をしているそう。子どもたちが「遊ぼう!」と寄ってきても、忙しい時には遊べない理由を丁寧に説明して断ることもあるのだとか。それまで、障害児という存在とかかわったことすらなかった小澤さんは、「大暴れされたらどうしよう」という不安もあったそうですが、触れ合ってみて、改めて子どもの可愛さに気づかされたといいます。注意する先生によって行動を変える子どももいるようで、小澤さんが言っても「嫌だ!」と言われてしまうこともあるそうですが、「先生によって気持ちの切り替えができているのは良いこと」と感じられるようにもなったのだとか。
芸人と両立しなかった理由とは
児童福祉関連や、保育士の資格を取得するために日々奮闘している小澤さん。なぜ芸人としての活動を続けながらではダメだったのかと問われると、こう語りました。「コロナの影響と、結婚をしたことが大きな理由。SNSやYoutube、ネタ作りなどを精力的にやっていく自信がなかった。芸人という職業に向いていないと思った」
放デイで働く経験をしてからというもの、完全に気持ちがそちらに傾いたという小澤さん。片手間に放デイの仕事をするという気にもなれず、芸人を辞める決意をしたのだそう。しかし、実は吉本興業に所属だけはしているんです。その理由については、「所属さえしていれば、次は保育について発信する立場にもなれるし、吉本興業として協力できることもあるかもしれない」と関係者からアドバイスされたと話します。将来的には、放デイの子どもたちを集めて吉本のライブを開催することができるかもしれない…そんな新たな夢を抱きながら、吉本に籍を置き職務に励んでいます。
まとめ
白目漫才で一躍大ブームを巻き起こしたホスト系芸人・ピスタチオ。背が高くスラッとした見た目が印象的だった小澤さんは、今となっては大らかな放デイの”小澤先生”に。子どもたちにも大人気で、和やかで温かい毎日にやりがいと充実感を感じているそうですよ。相方の伊地知さんとは、ピスタチオ解散当初こそ不穏な空気になったこともあったようですが、今ではお互いにお互いを応援し合える良い関係になったのだとか。いつか、吉本興業から小澤さんの保育発信コンテンツを見られる日も近いかもしれませんね!