2023年に、大規模な性被害が発覚して以降、燃えに燃えているジャニーズ事務所。名称変更も発表され、「ジャニーズ」と名のつくユニット名は全て改名する方向に話が進んでいます。被害者の訴え、そして世間の声を受け、これまで代表として看板を背負っていた藤島ジュリー景子さんが退任。元所属タレントで、ジャニーズ事務所の”長男”ともいわれている、東山紀之さんが新社長に就任しました。ところが、藤島ジュリー景子さんは役員として上層部に残留することも発表されたのです。これについて、世間からは様々な声があがっています。この記事では、ジャニーズ新体制の内容と国民の声をまとめてみたいと思います。
ジャニーズ新体制!変更点は?
変更点 | 変更前 | 変更後 |
事務所名称 | ジャニーズ事務所 | 株式会社SMILE-UP.(10/17より適用) |
代表取締役社長 | 藤島ジュリー景子 | 東山紀之 |
代表取締役副社長 | 白波瀬傑 | 井ノ原快彦 |
代表取締役 | 山下賢一 | 藤島ジュリー景子 |
一部の所属グループ名 | ジャニーズWEST 関ジャニ∞ | 未定 |
ジャニーズ事務所が会見を行い、今後新体制として生まれ変わると発表された内容は、上記の通りです。本部の人員だけでなく、事務所名も変更するという決断は世間にも衝撃を与えました。大規模な性加害を長年にわたり行ってきた故・ジャニー喜多川さんの名前が入った「ジャニーズ事務所」は、将来的に廃業となることも発表されました。被害を訴えている「当事者の会」のメンバーたちも、「ここまでするとは思っていなかった」と、驚きを隠せないようです。
タレントマネジメント会社の設立も発表
また、東山紀之新社長は今年中に、タレントのマネジメントをする会社を新たに立ち上げることを発表しています。東山新社長が代表に、井ノ原快彦さんが副社長に就任しますが、この会社に藤島ジュリー景子さんは出資せず、役職にも就かないことが決まっているそうです。
ジャニーズ事務所新体制に世間の声は?
さて、これまでジャニー喜多川さんの性加害を黙認していたとされる、藤島ジュリー景子さんが、引き続きジャニーズ事務所の取締役として残留することに関し、世間はどう思っているのでしょうか?
ジュリー残留では何も変わらない…不安の声
藤島ジュリー景子さんの役員残留を受け、最も多かった声は「社長ではなくなっただけで、株も100%持っているし、経営に携わっていくのは全く無意味である」という意見。肩書が「代表取締役社長」から「代表取締役」に変わっただけで、役割や中身が何も変わらないという絶望的な状況に、不安を覚えるファンも多いようです。
再発防止チームは「経営から退くべき」と助言も
藤島ジュリー景子さんは、調査を依頼し被害者へのヒアリングを行っていた再発防止チームから、経営陣から退くべきだと助言を受けていたことも分かっています。その提言を聞き入れず、「性加害から逃げずに向き合うため」とし役員として残留していることになりますね。しかし「当事者の会」によれば、藤島ジュリー景子さんにはそのまま経営陣として残ってもらい、被害者の救済と補償を全うすべきという声もあったそうですよ。
まとめ
事務所名の変更も発表されている、ジャニーズ事務所。前社長の藤島ジュリー景子さんが、取締役として残留することに対しては、批判の声も相次ぎました。東山新社長、そして副社長に就任した元V6の井ノ原快彦さんらが、ファンや世間、そして何より被害者に対し誠実に対応しているのは見て取れますが、藤島ジュリー景子さんの残留という点で信頼を失っている印象も否めませんね。10月から新名称で生まれ変わると発表しているジャニーズ事務所。今後の動向が見守られます。