クライマックスシリーズのルールや仕組みを徹底解説!初心者必見

クライマックスシリーズのルールや仕組みを徹底解説!初心者必見

2024年のプロ野球もいよいよ後半戦に突入、Aクラス争いが激しくなっています。各リーグの1〜3位となったチームは、それぞれクライマックスシリーズへ駒を進めますよ!

今回はクライマックスシリーズのルールや仕組みを改めて紹介します。

クライマックスシリーズとは

クライマックスシリーズとは日本プロ野球のペナントレース終了後に、各リーグのレギュラーシーズン上位3チームによって行われるトーナメントです。まずは2位のチームと3位のチームが争う「ファーストステージ」が行われ、続いて1位のチームとファーストステージの勝利チームが「ファイナルステージ」で戦いますよ。ファイナルステージに勝利したチームは、セ・リーグとパ・リーグの代表が戦う日本選手権シリーズに出場することが出来ます。

2024年度 セントラル・リーグ クライマックスシリーズ日程 | セ・パ公式戦 | NPB.jp 日本野球機構

クライマックスシリーズのルール

ここからはクライマックスシリーズ のルールについて紹介します。

ファーストステージ

ファーストステージはリーグの第2位と第3位で争うステージです。球場は2位のチームの本拠地で行われ、先攻後攻についても先行は3位のチーム、後攻は2位のチームとなります。要するに2位のチームのホームゲームとして行われるのですね。

ファーストステージは3戦のうち先に2勝したチームの勝利となります。3試合戦った結果「1勝1敗1分」及び「3分」となった場合は2位のチームがファイナルステージに進みます(3位チームから見て1勝2分の場合は3位チームの勝利です)。2試合行った段階でファイナルステージへの出場チームが決まった場合は、3試合目は行いませんよ。

悪天候で中止になった場合は?

開催日程には予備日が設けられているものの、後ろにファイナルステージを控えているファーストステージでは度々悪天候により「日程を消化しきれないのでは」と危惧される事態が起きます。悪天候による雨天中止などで3試合を消化しきれなかった場合は、消化できた試合の勝敗でステージの勝者を決定します。尤も、今のところファーストステージの試合を消化しきれなかった事例はありませんけどね。

ファイナルステージ

ファイナルステージはリーグ優勝チームとファーストステージ勝利チームで戦います。球場はリーグ優勝チームの本拠地、先攻後攻は先攻がファーストステージ勝利チーム、後攻がリーグ優勝チームです。やはりリーグ優勝チームのホームゲームとして行われるのですね。

ファイナルステージは先に4勝したほうが勝利となっています。ファーストステージから2勝分も多くなっていますが、ファイナルステージの場合リーグ優勝チームに1勝分のアドバンテージが与えられるため「6戦4勝先取」という仕組みになっています。

引き分けに関するルールはファーストステージと同じ

ファイナルステージでも引き分けに関するルールはファーストステージと同じです。アドバンテージはいかなる場合でも1勝分と換算するため、6試合戦った結果、リーグ優勝チームから見て「2勝3敗1分」となった場合でもアドバンテージ含めて「3勝3敗1分」で戦績が拮抗することとなり、レギュラーシーズンで上位だったリーグ優勝チームがファイナルステージの勝利チームとなります。

なぜクライマックスシリーズが出来た?

クライマックスシリーズシリーズは2007年より両リーグに導入されています。元々、2004年から2006年にかけてパ・リーグではレギュラーシーズンの消化試合を減らすことを目的とした「プレーオフ」が行われていました。これの興行的成功、更にこの3年間の日本シリーズをいずれもパ・リーグのチームが制したことを受け、セ・リーグでもプレーオフを実施することとなり、ルールの整備を経てクライマックスシリーズが誕生したのですね。

最後に

今回はクライマックスシリーズのルールなどについて紹介しました。

シーズンも終盤になるとCS争いが白熱してきますよね。今年のクライマックスシリーズではどんなドラマが生まれるのか、今から楽しみです!

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